2026.03.03 NEC、印ジャンボテールと小売DXで戦略的協業

 NECは3日、インドの小売エコシステムの変革に向け、インド企業のジャンボテール・テクノロジーと戦略的協業を開始することで合意したと発表した。NECは同社に出資も行う。

 協業は、インド国内で約1900万店存在するとされる地域密着型キラナストアを中心とするマスマーケット小売セクターのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するのが狙い。

 ジャンボテールはインドの企業向け小売プラットフォームなどを提供する企業。同社のプラットフォームは日々の物流、決済ソリューション、店舗運営支援などを統合する機能を有している。NECはこれまで培ってきたAI(人工知能)技術やグローバルでの小売支援のノウハウを本協業に投入し、ジャンボテールlのプラットフォームと融合させていく方針。

 今後、NECの先進AI技術を活用したB2Bコマース機能の強化のほか、ジャンボテールのプラットフォームとのブランド連携と消費者エンゲージメントの強化、さらにはGoldenEyeリテールオペレーティングシステムを活用したモダンコンビニエンスストア「J24」の店舗運営支援などを展開していく予定。キラナストアオーナーに対する販売支援や効率的な在庫管理、消費者分析などのデジタル対応の促進につなげたい考え。

 NECは今回の協業を通じて、インドのマスマーケット向け小売のDXを加速し、地域密着型小売業者の競争力強化と持続可能な成長に資する技術提供を進める方針を示した。また、インド市場が持つ巨大な中間層消費者へのリーチ拡大を視野に入れた取り組みとして位置付けている。