2026.03.25 ダイキンとフェアリーデバイセズの「AIエージェント」、経産・NEDOプログラムでダブル受賞
「GENIAC-PRIZE」の授賞式の様子
ダイキン工業とフェアリーデバイセズが取り組む「熟練者の代わりに作業者を支援するAIエージェントの開発」が、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催するNEDO懸賞金活用型プログラム「GENIAC-PRIZE」の領域01「国産基盤モデル等を活用した社会課題解決AI エージェント開発」の「Ⅰ.製造業の暗黙知の形式知化」で、最高賞の「第1位」と特別賞の「AIエージェント賞」をダブル受賞した。
「GENIAC-PRIZE」は、経産省とNEDOが国内での生成AI基盤モデルの開発力強化を目的に創設したプロジェクト「GENIAC」の一環として実施されるプログラム。生成AIサービスによる解決が望まれるテーマで具体的なニーズに基づき開発・実証した生成AIアプリケーションやその実証成果が評価される。
今回、ダイキンとフェアリーデバイセズが開発したAIエージェントの「サービス業務全体への幅広い展開が見込める実用性」や「撮影した映像を解析するリアルタイム性」、「製造現場ではなくフィールドサービスの現場でAIを活用する発想」などが評価され、受賞した。
世界のエアコン需要が増加する中、空調機の点検や修理を行うサービスエンジニア(SE)の早期育成は喫緊の課題となっている。
両社が開発を進めるAI エージェントは、空調サービス業務の熟練者の暗黙知を形式知化して活用し、優れたサービスエンジニアの早期育成を目指している。
SE が装着した首掛け型ウェアラブルデバイス「THINKLET」で撮影した作業映像をもとに、空調機の点検・修理作業の抜け漏れを自動チェック。その結果をSEのスマートフォンに通知する。実証実験の結果、研修施設での実験では検知精度91%、実際の現場作業を対象とした検証では76%の検知精度を達成している。
両社は今後、検知精度を向上させながら、活用可能な点検・修理業務の幅を広げ、グローバルでの本格的な活用を目指していく。










