2026.05.11 TIS、26年3月期は増収営業増益 IT投資需要が堅調に推移

 TISの2026年3月期連結決算(25年4月~26年3月)は、顧客のデジタル変革をはじめとするIT投資需要を背景に、前期比で増収、営業増益となり、修正計画を上回って着地した。営業利益率は0.7ポイント向上し、12.8%となった。

 売上高は、IT投資需要への的確な対応やサービス提供の推進により、前期比4.3%増の5965億円となった。営業利益は、増収に伴う増益分に加え、高付加価値ビジネスの提供や生産性向上施策の推進、不採算案件の減少により、同10.4%増の763億円となった。売上総利益率は28.2%、営業利益率は12.8%となり、それぞれ向上した。

 同社グループに蓄積したベストプラクティスに基づくサービスを、自社投資により構築、提供するオファリングサービスは、IT投資需要の拡大や海外事業などが寄与し、増収増益となった。BPM(ビジネスプロセスアウトソーシング)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)事業案件の獲得や効率化施策の推進などにより、増収増益となった。

 金融ITは、クレジットカード系の大型開発案件がピークアウトしたことに加え、一部顧客の運用業務終了もあり、売上高は前期比で微減となった。一方、利益はモダナイゼーション関連など高付加価値ビジネスの推進により、増益となった。

 産業ITは、サービス業、製造業、流通業をはじめとする幅広い業種でIT投資が拡大したことに加え、不採算案件が減少し、増収増益となった。広域ITソリューションは、公共系案件の収益性悪化があったものの、医療やその他産業の幅広いIT需要を取り込み、増収増益となった。

 2027年3月期は従来予想通り、売上高が前期比3.9%増の6200億円、営業利益が同6.3%増の810億円を見込む。