2026.02.23 【複合機ソリューション特集】東芝テック 中小DXの入り口を低コストで提供
「e-STUDIO」シリーズ Plusモデル
「e-STUDIO」Plusモデル13機種投入
東芝テックは、中小企業の業務効率化を支援するため、複合機の「e-STUDIO」シリーズで、クラウドストレージ「Collastorage(コラストレージ)」連携やOCR(光学式文字認識)機能を標準装備した「Plusモデル」13機種を昨年12月にリリースした。「主に中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の入り口を、低コストで提供することで、業務効率化や電帳法などの法令対応を支援していく」とリテール・ソリューション事業本部の伊藤智紀セールスストラテジーセンター副センター長は話す。
企業のデジタル化への移行が急務となる中、働き方改革の定着やテレワークの定着によって社内外での情報共有やリモート業務が増加するのに伴って、電子帳簿保存法やインボイス制度などにより正確なデータ化と保管が求められている。請求書や契約書などの紙文書を迅速に電子化し、検索・活用できる環境も欠かせない一方で、IT人材がいない中小企業ではDX化が遅れているのが現状だ。
こうしたニーズに応えるために投入したe-STUDIOシリーズPlusモデルでは、従来オプションだったOCR機能などを標準装備することで「追加費用を気にせず、すぐにDXに取り組める環境を提供した」(伊藤副センター長)。
「OCRオプション」と「e-BRIDGE Plus Zone OCR」のほか、スキャンした紙文書を「Collastorage」に自動でアップロードできるようにする複合機連携アプリケーション「e-
BRIDGE Plus for Collastorage」を標準搭載。文書の情報を迅速、正確にデジタル化し、クラウド連携による情報共有や業務効率化を支援する。文字認識というOCRの基本機能に加え、特定の場所(ゾーン)を認識する同社独自の技術が使われている。伊藤副センター長は「標準搭載した三つの機能の連携により、紙文書の電子化から保存までの工程を自動化・効率化できる。文書の電子化ニーズやBCP(事業継続計画)に加え、セキュリティー対策に応えていく」と力を込める。
MFPソリューション支援担当の小野真嗣エキスパートは「中小企業にとって、高額なAI OCRや複雑なDXツールの導入は、ハードルが高い。PlusモデルでまずはOCRや電子保存を体験し、スモールスタートしてもらう」と、導入障壁を下げたことを強調。野村護デジタルマーケティング担当も「DX化が進む一方で、中小企業では紙の業務が多く残る。アナログ業務を尊重しつつ、スムーズなデジタル化につなげるハイブリッドなアプローチをとっている」と話す。
販売面では、販売店(ビジネスパートナー)を対象とした伴走型の販売支援プログラム「TEAM ATAC(チームアタック)」をフル活用。「売り方のストーリー」や活用ノウハウを対面で提供している。
業界初のRFID(無線周波数識別)ライターに対応したA3カラー複合機「e-
STUDIO4525AC RFID」も投入。「製造業、小売業、物流業などの引き合いが増加している。RFIDにより業務を効率化でき、基幹システムとも連携する。当社のオートIDのスペシャリストとの連携も強化し、小売業、物流業など幅広く普及を図る」戦略だ。










