2026.05.13 中国電池メーカー、世界市場でも好調な伸び SNEリサーチの1~3月期分析

世界市場でも群を抜くCATLの車載電池。写真は4月発表の第3世代NCM系リチウムイオン電池「Qilin(麒麟)」世界市場でも群を抜くCATLの車載電池。写真は4月発表の第3世代NCM系リチウムイオン電池「Qilin(麒麟)」

 韓国の調査会社SNEリサーチがまとめた2026年1~3月期の電気自動車(EV)向け電池搭載実績によると、中国市場を除く世界の電池搭載量は117.4ギガワット時(GWh)となり、前年同期を17.4%上回った。EVの販売減速が続く北米市場の影響を受けたものの、欧州や新興国市場の成長を追い風に好調に推移した。

 トップメーカーの中国CATLは、今年3カ月間に搭載量を32.0%伸ばし、好調を維持した。第1四半期のシェアも33.8%に達し、前年同期の30.0%からさらに差を広げた。一方、CATLとともに新製品開発が活発なBYDは、依然として首位には大きく及ばないものの、搭載量で前年同期の世界6位から3位へと躍進した。搭載量は前年同期比60.6%増となり、シェアも2桁目前まで迫っている。

 中国勢は、各社ともに好調を堅持している。非中国系EVメーカーへの電池供給や、トヨタ自動車やスズキなどの新規顧客への供給が増えたことも、好調の要因と、SNEリサーチは分析している。

 韓国の大手3社のシェアは合計29.6%で、前年同期より8ポイント以上減らした。韓国EVメーカーの米国市場および世界市場での販売落ち込みが電池消費に影響した。同時に、中国勢にシェアを奪われたと、SNEリサーチは分析している。

 中国と韓国企業以外で唯一ランクインしているパナソニックは、9.1GWhの搭載量で4%増だが、世界シェアは1ポイント後退した。