2026.06.29 電気給湯器をスマートメーターで制御 再エネ利用促進へ NTTアノードエナジーなど4社
IoGスマートメーターの活用例
NTTアノードエナジーとパナソニック エレクトリックワークス(EW)、大崎電気工業、ACCESSの4社は、「IoGプラットフォーム」のスマートメーターを活用した電気給湯器の制御を行う仕組みを開発し、実用化に向けた共同実証を行う。
IoG プラットフォームは、再生可能エネルギーが主流となるエネルギーグリーン化社会を支える新たな電力流通モデルとして、2024年9月にNTTアノードエナジーほか7社で開発したもの。
需要家が再エネをより利用しやすくなるように、IoGプラットフォームのスマートメーターを活用した電気給湯器やEV(電気自動車)充電器などの需要家設備を監視・制御する技術開発も進めている。今回の開発と共同実証は、その取り組みの一環。
新たに開発したのは、IoGプラットフォームのスマートメーターに、電気給湯器やEV充電器などの需要家リソースの監視や制御などを実現するためのサービス基盤。
このサービス基盤に、電気給湯器を遠隔制御するアプリケーションの開発やインストールなどを可能とするシステムを開発した。
スマートメーターの通信端末に、OS(基本ソフト)とミドルウエアを搭載したサービス基盤を、NTTアノードエナジーと大崎電気、ACCESSが新たに開発。
NTTアノードエナジーとACCESSが開発したサービス基盤システムを介し、パナソニックEWの電気給湯器を制御するアプリケーションを通信端末のサービス基盤にインストール。
HES(Head End System)に振り分け機能を搭載し、スマートメーターの通信回線を介しパナソニックEWのシステムと連携することで、電気給湯器の制御指令やデータ受信などを実現する。
今後4社は、電気給湯器のユースケースをもとにした共同実証を行い、サービス基盤の実用化に向けた基盤仕様やアプリケーション仕様、管理方法などを検討する予定だ。
将来的にはIoGプラットフォームをエネルギーと通信を融合した多様なサービスのハブとして活用・発展させていくことも視野に入れ、EV充電器の監視・制御、遠隔での電力使用監視(デマンド監視)、水道・ガスなどの共同検針など、サービス基盤にアプリケーション搭載を進める検討を重ねる。
現在、需要家が設置した太陽光発電など再エネ電気を電気給湯器の沸き上げやEV充電に積極的に利用しようとすると、HEMS(Home Energy Management System)やルーターなどの機器を設置して電気給湯器の制御を行っている。
今後、地域の再エネ導入拡大のため電気給湯器を活用するサービスなどを行う場合にもHEMSやルーターなどの機器の設置が必要となる。
これらの実現にあたり、さらなる選択肢を増やす観点から、IoGプラットフォームのスマートメーターにアプリケーションを搭載できる環境を構築し、電気給湯器やEV充電器などの需要家リソースを直接制御でき、ルーター不要でHEMSとの連携も可能な仕組みを新たに開発することとした。
これにより、需要家がこれまで以上に再エネ電気を活用しやすくなり、エネルギーマネジメントなどのサービス事業者にとっても事業展開しやすい環境を提供できる。









