2020.10.13 出光興産、太陽電池の新技術開発に注力 モジュール軽量化や超高効率化を目指す

現行品のCIS薄膜太陽電池

 石油元売り大手の出光興産は、将来の太陽光発電の広がりを見据え、太陽電池の技術開発に注力している。既に独自開発して量産する電池技術をベースに、新たにモジュールの軽量化や、今後普及が見込まれる電気自動車(EV)搭載向けとして超高効率化を目指す。太陽光の主力電源化に向けた普及の鍵の一つともなるもので、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との5年間の共同研究事業として採択された。

 同社は19年11月に発表した中期経営計画で...  (つづく)