2019.11.12 日本化学が山口の徳山工場に新工場棟 チタン酸バリウム増産へ

日本化学徳山工場全景

 日本化学工業は、21年春の竣工を目指し、徳山工場(山口県周南市)にチタン酸バリウムを増産するために新工場棟を建設する。投資額は約37億円。21年春に竣工の予定。需要に応じて生産設備を増強し、最終的には18年度比で70-80%の生産能力の増強を目指す。

 チタン酸バリウムは、積層セラミックコンデンサ(MLCC)の誘電体材料。MLCCが自動車における電装化率の上昇などから、小型サイズから大型の大容量タイプまで搭載点数が増加し、需要...  (つづく)