2021.09.22 ヤマダHDがホームセンター大手とコラボ店来年2月に愛知で1号店

コラボ店のイメージ図

両社の商材や強みを生かし、シナジーを狙う両社の商材や強みを生かし、シナジーを狙う

 ヤマダホールディングス(HD)が、ホームセンターを展開するアークランドサカモト(新潟県三条市)と業務提携し、郊外型大型店を共同で展開する。2024年までに6店の出店を計画する。

 21日に発表した。家電量販店とホームセンター、住宅展示場、食品スーパーなどからなる延べ床面積約6万6000平方メートルの複合施設を共同で来年から展開する。ヤマダは約1万3000平方メートル、アークランドは約2万平方メートルの売り場で構成するイメージ。「(ホームセンターと量販店の)お互いがデベロッパーとなり、この規模で開発・運営するのは日本初」(アークランドサカモト)とする。

 住宅展示場は、主にスマートハウスを展開。約5000平方メートルを充て、ヤマダ子会社のヤマダホームズやヒノキヤグループの住宅も展示する。専門店街は約3300平方メートル用意し、飲食店チェーンやインテリア雑貨などを取り扱うセレクトショップなどの出店を想定。スーパーも3300平方メートルの規模で展開する。

 ヤマダが出店するのは、今年6月に熊本市に1号店を展開した大型新業態店「テックライフセレクト」になるもよう。家電と非家電の商材を売り場の半分ずつ展示する店舗だ。

 コラボした複合施設は、22年2月頃に愛知県一宮市を皮切りに東京都八王子市、23年には神奈川県平塚市と石川県野々市市、24年には長野県須坂市と大阪府茨木市への出店を計画。「6店については用地のめどがついている」(アークランドサカモト)。

 アークランドはホームセンターとして「ムサシ」と「ビバホーム」を展開するが、石川県と長野県の店舗はムサシで出店し、それ以外はビバホームにする予定。店舗には太陽光発電を設置するとともに、地域の防災拠点としても活用できるよう非常用自家発電設備や給水設備を備える構えだ。

 22年に出店を計画する愛知県と東京都の2店については、住宅展示場は併設しない予定。ヤマダとアークランドでは一部商材が重なることになるが、役割分担やすみ分けを進め、シナジーを図りたい考えだ。

 今回の業務提携は、アークランド店舗にヤマダがテナントで出店していたのがきっかけで話が進んだ。直近では、今月17日にオープンした「テックランドムサシ姫路店」(兵庫県姫路市)がある。

 業務提携も「スピード感を持って実現した」(ヤマダHD)とする。新業態店を中心に年間30店の大型店出店を掲げるヤマダにとって、アークランドとの業務提携は今後の店舗展開にも大きな意味を持ってきそうだ。