2021.11.11 【電池の日特集】FDKFUJITSU電池

「Long Life PLUS」

「ロングライフプラス」を発売
3シリーズ全て10年の長期保存に

 FDKは、品質の高い日本製が特徴でもある「FUJITSU電池」シリーズの販売を強化している。年末商戦に向けて長持ちで高性能、長期保存を前面に出し訴求していく。

 「FUJITSU電池」は、長持ち性能と大電流特性を高めた高性能「プレミアムS」、大電流から中電流まで幅広い機器に対応した「ハイパワー」、普段使いの機器に適した標準タイプ「ロングライフプラス」の3シリーズを展開する。

 最上位のプレミアムSは小電流から大電流まで幅広い電流域で放電性能を平均約10%高めるだけでなく、温度加速試験(60度20日間)後の放電性能も約10%アップ。過放電後のガス発生量もラジオ相当で約80%削減(単3形)するなど耐漏液性能も高く、幅広い環境で安心して使える。単1~単4形まで10年間の液漏れ補償も付く。コロナ禍で注目される衛生面でも特徴があり、抗菌ラベルを採用している。

 これまでプレミアムSとハイパワーのみが10年保存だったが、今年3月から「ロングライフ」の長期保存期間を5年から10年に向上させたロングライフプラスを発売した。中・小電流機器に適した放電性能と10年間の長期保存期間を備えた標準アルカリ乾電池として訴求していく。これにより3シリーズ全てで10年の長期保存期間を実現した。

 3シリーズとも単1~単4形)は鷲津工場(静岡県湖西市)で生産されており高い品質と安定した供給が特徴だ。

 同社は、FUJITSU乾電池の長期保存の特徴が生かせる防災への取り組みも進めている。年間を通して防災の啓発を進めており、毎週月曜日の午前11時30分からFMサルースで放送している生活や防災に関するラジオ番組「ソナエルRadio」(スマートフォンのアプリケーションなどで全国聴取可能)の冠スポンサーとなり、防災への備えなどについて発信。日本気象協会が進める「知る防災」プロジェクトにも協賛し、乾電池の備蓄についても訴求している。

 同社は2020年度に創立70周年を迎えた。新たな経営理念「進化に挑戦 輝く未来と笑顔のために」を制定し事業展開を進めており、さらなる成長を目指していく。