2022.03.08 ノジマ、スルガ銀との資本業務提携解消保有の全株式を売却へ

 ノジマは8日、スルガ銀行との資本業務提携を解消し、株式を売却すると発表した。保有する全株式(議決権ベースで18.49%)を、スルガ銀が実施する自己株式の立会外買い付け取引に応募する形で売却する。

 両社は2020年5月に資本業務提携を結び、お互いの事業領域を生かしたシナジーを目指してきた。しかし、実質的な協業内容は生まれず、銀行経営に対する方針にも相違が見られたことから、提携の継続は困難と判断。昨年6月には、ノジマの野島廣司社長がスルガ銀の取締役副会長を辞任し、持分法適用関連会社からも適用除外としていた。

 その後、資本業務提携の解消に向けた協議を進め、今年2月にスルガ銀から自己株式取得の提案を受け、ノジマがそれに応じることとした。