2023.01.25 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】ショールーム訪問 マス商事

マス商事のテクニカルセンター。1階にはSMTのデモラインが設けられている

最先端SMT装置を実機で提案 デモライン設置、周辺機器も充実

 マス商事は、SMTを主力とした製造装置商社として、ヤマハ発動機製品をはじめSMT関連装置を国内や海外の日系顧客に提供している。このほど本社をJR新横浜駅前の銀洋新横浜ビル(横浜市港北区)に移転し、本社機能、管理部門が入った。

 本社の移転に伴い、従来の本社(同)1階に常設していたショールームを拡張し、展示機種も拡充して新たに「テクニカルセンター」としてオープン。一新したテクニカルセンターで、最先端のSMT装置を実機で顧客に提案する。

 1階にはSMTのモデルラインを設けている。ヤマハ発動機プレミアム高効率マウンターYRM20を中心に、ヤマハ製プレミアム印刷機YSP10をはじめ、SPI(CKD)、AOI(ヤマハ発動機)、非接触クリーニング装置(ナガオカ製作所)、N2リフロー装置(エイテックテクトロン)などで構成し、実際に基板実装のデモが行える。また、ヤマハ発動機のリニアコンベヤーモジュールをベースにした基板組み立てなどの自動化工程を提案する自動組立機も展示している。

 2階も展示場として拡張した。卓上X線CTシステム(島津製作所)、目視検査装置(日立技研)など周辺機器を多数そろえて展示している。2階では定期的にテーマを設定して機器の展示を行い、顧客に有益な発見をしてもらう場として提案していく。

 4階には打ち合わせスペースが設けられ、プライベートセミナーや情報提供の場として活用する。

 テクニカルセンターの運営責任者である柳昌典技術部長は「SMTの総合商社として、SMTが丸ごとそろうワンストップソリューションを提案したい。顧客に安心感と信頼を体感いただき、新しい発見につながる空間として運営、提供していきたい」と述べた。