2023.08.24 シャープが新構造の空気清浄機を日本初投入 「加湿なし」製品の販売構成4割めざす

「プラズマクラスター空気清浄機」FP-S120

「両面吸い込み構造」を採用した製品の日本発売はシャープにとって初「両面吸い込み構造」を採用した製品の日本発売はシャープにとって初

 シャープが加湿機能の付かない空気清浄機の製品展開を本格化し始めた。24日には、本体の両面から空気を取り入れる「両面吸い込み構造」を採用し、小型・大風量を実現したプラズマクラスター空気清浄機を9月7日に発売すると発表。この構造を採用した空気清浄機をシャープが国内で発売するのは初。想定価格は税込み11万8000円前後と高級機で、今後は同じデザインを採用した中級機などへシリーズ化を図る戦略機種と位置付ける。

 発売するFP-S120は、33センチメートルの幅と奥行きで、高さも60センチメートルを切る小型サイズ。両面吸い込み構造により吸い込み面積を従来機から約2.4倍に拡大し、1分当たり12立方メートルの大風量を実現している。53畳相当に対応するため、一般家庭だけでなく、待合室や飲食店などへの展開も視野に入れる。ブラウン基調の住空間に溶け込むデザインも特徴だ。

 新製品の投入でシャープが狙うのは、加湿機能の付かない空気清浄機の販売構成を高めることだ。同社の加湿機能の付かない空気清浄機の割合は約3割だが、それを4割まで高めたい考えを示す。コロナ禍で加湿器が家庭に浸透したことで、空気清浄機能だけで良いと考えるユーザー層の取り込みを目指す。

 両面吸い込み構造は、フィルター数も倍になるため、消耗品でもあるフィルター交換のコストも倍増することになる。そのため、今後両面吸い込み構造を拡大するかは「検討する」(シャープ)としている。

 (25日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)