2023.12.22 シャープが東北大学と自動搬送ロボの研究 量子アニーリングで多台数同時制御

自動搬送ロボットの多台数同時制御のイメージ

 シャープは東北大学と共同で、量子コンピューティング技術の一種である量子アニーリングを応用した自動搬送ロボットの多台数同時制御に関する研究を開始した。物流倉庫における1000台規模の自動搬送ロボットの最適経路を瞬時に計算可能な高速計算機の開発に取り組む。2024年度中に試作機を用いた実証実験を行い、25年度中の実用化を目指す。

 シャープは自社および他社向けの生産設備の開発で培った技術をベースに、自動搬送ロボットの開発を20年以...  (つづく)