2024.01.05 【関西版】KDDI関西スマホ分解教室開催 リサイクルの重要性を確認

スマホ分解教室の模様

 KDDI関西総支社は、大阪府和泉市の和泉市立青葉はつが野小学校でワークショップ型出前講座「スマートフォン分解教室」を開催した。会場には小学生9人が参加。KDDIのスマホリサイクルの活動について学んだほか、実際にスマホを分解することでリサイクルの重要性を確認した。

 同社と大阪府は2022年12月に子ども・教育など8分野にわたる連携と協働に関する包括連携協定を締結。今回の教室の開講はこの連携協定の一環。関西では神戸市、大阪府熊取町などで実施しており、和泉市で初めての実施となった。放課後や週末などに安全で安心な子どもの活動場所を確保するために、主に地域の人が中心となってさまざまな活動を実施する和泉市放課後子ども教室の子どもたちが参加した。

 講座ではスマホリサイクルを通じて、環境問題や人権問題などを学ぶ機会を提供することを目的に開催。スマホの分解など一連の体験を通じ、環境問題や人権問題、多様性の尊重などの観点から、スマホリサイクルの取り組みがどのようにSDGsにつながっているのかを学ぶことになる。

 講座は2部構成。前半はクイズ形式でスマホリサイクルの取り組みとそれによって実現するSDGsへの貢献について学習。後半は実際にスマホを分解してリサイクルを体験する機会を提供した。講師はKDDIの倉田亜希氏。

 クイズでは同社のリサイクルスマホの回収台数や回収したスマホのリサイクル率、レアメタルの名称を問うものを用意。クイズを通じてリサイクルの重要性を紹介。リサイクル率は99%でリサイクルは手作業で行っていることを紹介した。また、分解からレアメタルが取り出せることも紹介した。

 分解教室では実際にKDDIで回収した分解用のスマホと分解用のドライバーや千枚通しなどの工具を配布し、講師の示す手順に従って分解。分解したスマホは実際のリサイクル同様に部品ごとに分類する作業まで行った。会場ではアンテナやカメラ、スピーカー、カバー、フィルム、モーター、ねじなど各パーツを苦労しながら取り除き、分類までしっかりと行い、リサイクルの仕組みを勉強した。

苦労しながらパーツを取り除いた