2024.01.15 家電量販店の年末年始商戦 ゲームやテレビが好調 通信費の見直し提案も

イベントで紹介したゲームソフトの販売が好調だったヨドバシカメラ新宿西口本店

 家電量販店にとって年末年始商戦は1年の中でもかき入れ時。イベントと連動してゲームソフト・機器を積極展開したり、物価の高騰を踏まえて通信費の見直しや節約を促すなど時流に合わせた提案、工夫に努めた。

 ヨドバシカメラ新宿西口本店(東京都新宿区)は、年末年始にかけて多くのイベントを開催し、商品販売につなげた。

 昨年12月はクリスマス向けにゲームの体感イベントを実施。イベントに使ったソフトの販売が好調だった。元日の初売りでは家電やおもちゃなどの「お年玉箱」を販売。例年より多めに準備しただけでなく、完売後も他の商品の購入につなげるため、各売り場でお得な商品を展開した。

 上新電機東大阪長田店(大阪府東大阪市)は2日に初売りをスタート。同店店長は「当社が公式スポンサーを務める阪神タイガースの優勝記念セールで需要を先取りしたのか、今年の初売りは落ち着いた印象だった」と語る。

 冷蔵庫や洗濯機、掃除機などの生活必需品が比較的動いたほか、ソフトバンクと実施した年末のイベントでは携帯電話の販売が堅調だった。「あらゆる物価が高騰する中、節約しやすいのが通信費。来店客にアンケートを通じて通信費の見直しを促し、SIMの交換や端末購入を提案した」と話す。

 ベスト電器福岡本店(福岡市中央区)は、2日からの初売りで来店客数、売り上げともに前年を上回り、好調なスタート。テレビが良く売れたほか、福岡市の省エネ家電購入補助金の申請が1月末で終了することもあり、年末からの駆け込み需要でエアコンが売れた。

 ただ6~8日の連休は寒さが想定ほどではなく、暖房関連の季節商品の動きは鈍かった。これからの花粉が飛散する時期に備え、加湿器を含めた空気清浄機の販売増に期待している。

 (16日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)