2024.03.19 スイス領事館で万博パビリオン発表会

右端からサルチリ政府代表、万博協会の福島氏、バオム大使、べクリCEO。左端はスイス大使館広報文化部の高橋優子次長

 スイス政府は19日、大阪市北区のスイス領事館で自国パビリオンの発表会を行った。スイス政府がパビリオンについて説明するのは昨年に次いで2回目。同日午前に起工式を終了させたのを踏まえ、再度万博への取り組みについて考えを明らかにした。

 今回、スイス政府側からアンドレアス・バオム駐日大使、マヌエル・サルチリ政府代表、建設事業者のニュスリ社のアンディ・ベクリCEO、来賓として日本国際博覧会協会から広岡敦子エグゼクティブリエゾンディレクターが出席。

 バオム駐日大使は「スイスと日本は共通の立場で平和を貫いてきた。しかも日本はアジアにおける科学や学術振興で重要なパートナー。今回はスイスのイノベーションを展示したい」とあいさつ。

 建設側からべクリCEOは万博の建築実績について「2000年以降、万博や専門展含め54のスイス館を建設してきた」と実績を説明。同社は今回の万博で、スイスのほかオーストリア、クウェート、ウズベキスタンの4か国のパビリオンを受注。べクリCEOは他国の受注可能性については「部分的な建設ならまだ対応可能」との考えを示した。

 サルチリ政府代表によると、会期中のパビリオン来訪者を150万人と見込み、建設費は1940万スイスフラン(約33億円)、雇用はスイス人、日本人合計で約40人を計画している。