2024.03.26 大同特殊鋼が真空浸炭炉に浸窒機能追加 CO₂の低排出・省エネ実現

モジュールサーモの外観

 大同特殊鋼は、真空浸炭炉「ModulTherm(モジュールサーモ)」に浸窒機能を追加し4月から販売する。2030年までに新設・既設で20基を販売する計画。自動車の電動化に伴う部品の高強度化ニーズに対応するとともに、CO₂の低排出と省エネでカーボンニュートラルの実現に貢献する。

 ギアなどの自動車部品の金属表面の硬化を目的として炭素を侵入、拡散させる真空浸炭処理を行う設備として08年に投入したモジュールサーモに、浸炭と同じく金属...  (つづく)