東芝ライテックはJECA FAIR2024で、昨年から受注を開始した小規模向け無線照明制御システム「LinkLED Air（リンクレッド エアー）」を提案する。また、「JECA FAIR2024製品コンクール」に参加する。

　リンクレッド エアーは、100台程度の照明導入を予定するオフィスやドラッグストアなど商業施設、倉庫・工場といった施設におけるリニューアルに最適。省エネ効果を期待できる製品として訴求していく。

　無線方式の採用により、エリアコントローラー（親機）の設置や調光信号線の工事が不要なシンプル構造で、施工がしやすく、手軽に導入できることが特長だ。既設の電源配線をそのまま使用し、既設照明器具を置き換えるだけで導入することができる。

　機器の登録のほか、外光や人感による制御タイムスケジュールで管理したい場合には、専用タブレットのアプリケーション内で自動制御が可能。自動制御が不要なら「シンプル設定機能」で登録時間を短縮することもできる。運用時の手動操作ではタブレットまたは壁操作器を使用して、照明器具のオン・オフや明るさの調整が容易に行える。

　各機器間は、電波が途切れにくい特性があるメッシュ通信方式を採用し、2・4ギガヘルツ帯の無線通信で接続する。機器間の通信距離の目安は半径15メートル。

　照明器具のラインアップは、LEDベースライトのTENQOO（テンクウ）シリーズのほか、光源交換型のダウンライト、システム天井用のグリッド器具などをそろえている。ベースライトとダウンライトは光源交換型なので、明るさタイプや光色、演色性を選ぶことができる。

　このほか、カメラ付きLED照明「ViewLED（ビューレッド）／AI画像解析サービスViewLED Solution」や防災・非常用LED照明器具としても利用できる防湿・防雨型のテンクウシリーズ、ウイルス抑制や除菌・脱臭を行うUVライティング、景観照明システムなどを出展する。