2024.06.14 【オーディオ総合特集】ラックスマン フォノイコライザー「E-07」 高品質で多機能を実現

E-07

 ラックスマンは、2024年秋にフォノイコライザー「E-07」およびDAコンバーター「DA-07X」の発売を予定しているほか、フランスのスピーカーブランドFOCAL(フォーカル)のARIAシリーズの改良進化版「ARIA EVO Xシリーズ」を投入する。

 フォノイコライザーE-07は、4月にシカゴで開催された北米最大規模のオーディオショー「AXPONA(アクスポナ)」に参考出品した上位モデルになる。L/R独立電源に加え、合計4個のMCトランス、バランス入出力、独立シャシーアース端子などを搭載しており、高品質かつ多機能が特長。上級機となるフォノイコライザーを出してほしいという国内外からの要望に応えた。

 DAコンバーターDA-07Xは5月にドイツで開催されたミュンヘン・ハイエンド2024に参考出品した。DACチップにはローム製の「BD34301EKV」をL/R独立で搭載するとともに、PCM(パルス符号変調)は最大768キロヘルツ/32ビットに、DSDは22.5メガヘルツに対応した。ネットワークトランスポートNT-07と同じサイズの筐体(きょうたい)とし、デザインも合わせた外観になっている。

 ARIA EVO XシリーズはベストセラーのARIAシリーズの改良進化版後継シリーズ。定評のあるFlaXコーンのミッドレンジ・ウーハーユニットと新しいアルミ/マグネシウム、M字型インバーテッド・ドームTAMツイーターを組み合わせた。ブックシェルフの「N°1」、床設置の「N°2」、センタースピーカー「CENTER」の3シリーズで展開する。

 夏から秋に投入する新製品群は、7月26日に開幕する2024東京インターナショナルオーディオショウに出品する。会場ではプリメインのZシリーズや、フラッグシップのセパレートアンプを、アナログプレーヤーやデジタルディスクプレーヤーにネットワークトランスポートも織り交ぜ、フォーカルのスピーカーで試聴することができる。