2024.11.29 東大など4者、超高精度光格子時計を共同開発 装置容量250リットル、約1/4に小型化

光格子時計の物理パッケージ。(A)磁気シールド付きの外観、(B)磁気シールド内に設置された真空層

 東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授、理化学研究所開拓研究本部の高本将男専任研究員、島津製作所、日本電子は、体積を従来の約4分の1に小型化した、装置容量250リットル(ラック体積除く)の超高精度光格子時計の開発に世界で初めて成功した。

 光格子時計は原子時計の一種で、現在の「秒」の定義の基準となっているセシウム原子時計に対して100倍以上の精度を実現。その精度はおよそ100億年に1秒の誤差に相当し、非常に高い。光格子時計は...  (つづく)