2025.01.28 FDK、4~12月連結は増収・黒字転換 電池事業堅調

 FDKの2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は増収で純損益は黒字に転じた。主力の電池事業で売上高が前年同期比7.8%増となり、セグメント損益は黒字に転じた。

 ニッケル水素電池が国内外の市販・工業向け、海外の車載向けで増加し、2024年3月に出資持分を取得した中国の電池材料・希土合金メーカー、包頭富士電気化学(BAOTOUFDK)の売上高も加わった。設備関連ビジネスは自動車関連が増加。円安効果も加わり、原材料価格の変動も寄与した。

 電子事業の売上高は同4.3%減、セグメント利益は同0.3%減。スイッチング電源やトナーが減少した。

 通期連結業績予想は据え置いた。