2025.01.30 富士電機、4~12月連結は売上高など過去最高

 富士電機の2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は売上高、各利益が過去最高。インダストリーの売上高は前年同期比5%増。プロセスオートメーションで駆動制御システムが伸び営業増益だった。半導体の売上高は前年同期と同水準。車載パワー半導体の海外向け物量が減少。産業向けは「中国の再生エネルギー分野が好調」(荒井順一専務)で増加。為替も影響した。生産能力増強費用で営業減益。エネルギーの売上高は同3%増。エネルギーマネジメント中心にプラント、システムが伸び、営業増益だった。

 通期連結業績予想は据え置きだが、分野別でインダストリーと半導体の売上高、営業利益を引き下げ、エネルギー、食品流通などは引き上げた。