2025.02.12 ソフトバンクG、4~12月連結は黒字転換 税引前利益も大幅増
ソフトバンクグループの2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は、最終利益が6361億円の黒字となった。4587億円の赤字だった前年同期から大幅に改善した。
投資利益は2兆1700億円の黒字で、前年同期の投資損失5389億円から大幅に改善した。このうちアリババ株から9029億円、Tモバイル株から投資利益7519億円を得たほか、新興企業に投資する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」からの投資利益は2608億円を計上した。税引前利益は前年同期比381.3%増の1兆2709億円と大幅に伸長した。
ソフトバンクGは、米オープンAIやオラクルともにAI(人工知能)インフラに巨額の投資を行う「スターゲート・プロジェクト」を明らかにしているほか、オープンAIと合弁会社を設立し、最先端AIサービス「クリスタル・インテリジェンス」の開発を進める計画を発表している。会見した取締役専務執行役員の後藤芳光・最高財務責任者(CFO)は「法人向けAIエージェントの普及を加速させたい」と強調した。