2025.02.14 「えー」「あのー」をカット、声と文字のトランシーバーアプリ ラインワークスが18日発売
話している人の名前が表示される
ビジネス現場のコミュニケーションツールを提供するLINE WORKS(ラインワークス、東京都渋谷区)は、音声AI(人工知能)を活用したスマートフォンアプリ「LINE WORKSラジャー」を18日から発売する。コミュニケーションツールのラインワークスと音声AIを組み合わせ、トランシーバー機能を持つアプリになる。
ラインワークスラジャーは音声と文字でやりとりするアプリ。アプリを起動してマイクボタンを押しながら話すと、同じアプリをインストールした同じチャネルに参加している人のもとに届く。AIが音声を文字起ししてトーク画面に表示される。独自モデルで高い音声認識精度を誇り、「えー」「あのー」などの言い淀みを認識して除去できるのが大きな強みだ。聞き逃し防止や、振り返りへの活用が期待される。
事業企画本部の小田切悠将シニアサービスプランニングマネージャーは、「LINEと同じように使えることで、現場で働く人にも使ってもらいやすいという強みがあったラインワークスと、日本語に特化して高い技術力を持つAI技術を生かしたサービス」と説明する。
ラインワークスと連携することで、ラインワークスのユーザーもトーク画面に参加できる。ラインワークスからは文字と写真を送信可能。トーク画面に発信し、一つの画面に残すことで現場とオフィスをつなげることもできる。
騒音をカットし、話者の声だけを届けるNTTの特許技術「Magic Focus Voice」を搭載したマイク型機器「BONX Stick」など他機器との連携も予定している。
無料のフリープラン、トークルームや参加人数の制限がない月額540円のスタンダードプラン、音声AIによる文字起しと文字の読み上げ機能が使える月額960円のアドバンストプランを用意する。