2025.04.22 家電量販店のGWへの取り組み エアコンなど季節品本格化 レジャー用品の提案にも注力
ゼロエミポイントを活用し省エネモデルを訴求しているヨドバシカメラマルチメディアAkiba
26日からいよいよゴールデンウイーク(GW)がスタート。各家電量販店は、日中の気温の上昇に合わせてエアコン、扇風機など季節家電の訴求を本格化させているほか、レジャー用品の提案に力を入れている。大阪・関西万博開催に合わせ、インバウンド需要にも期待する。
ヨドバシカメラマルチメディアAkiba(東京都千代田区)は、エアコンなど季節家電やレジャー、アウトドア用品の販売を強化している。
例年通り、夏にかけて需要が増えるエアコンは売り場を拡大して対応。東京都の省エネ家電補助事業「ゼロエミポイント」の特設カウンターも設置し、省エネモデルを訴求する。
「旅行の機会が増えることから、スーツケースやカメラの動きも活発になる」と太田雄介副店長。店頭でも前面に出していく。
大阪・関西万博によるインバウンド需要も見込む。太田副店長は「大阪を訪れた観光客は東京にも足を運ぶだろう」とみる。免税を強調したPOPを設置するなど、外国人観光客を取り込む施策を展開していく。
大阪府では今月に入り最高気温が20度を超える日が増加。上新電機高槻店(大阪府高槻市)ではエアコンの動きが活発になっており、GW中の販売増に期待する。エアコンクリーニングの依頼も増えた。
エアコンを購入する際に客が気にしているのが省エネ性能だ。提案時には機種ごとの差を説明し、省エネ性能の高いモデルを薦めている。岡田将星店長は「エアコンは10年以上使用することが多く、(省エネ性能の高いモデルは)本体代をペイ... (つづく)