2025.04.22 民生用電気機器の国内出荷、24年度2年ぶりのプラス エアコン好調 JEMA発表

 日本電機工業会(JEMA)が21日発表した2024年度(24年4月~25年3月)の民生用電気機器の国内出荷金額は前年度比2.4%増の2兆5838億円と2年ぶりのプラスとなった。全国的な夏の猛暑と冬の寒波でルームエアコンの出荷が好調に推移したほか、電気シェーバーやヘアドライヤーなどの理美容家電も好調だった。ヘアドライヤーの出荷金額は過去最高を更新した。(関連記事5面)

 製品別(数量)ではルームエアコンが同7.3%増の941万4000台で4年ぶりのプラスとなった。前年度は900万台を割ったが再び900万台を超え、金額も同7.8%増と好調に推移した。

 大型家電は電気冷蔵庫が同5.5%減の325万4000台で4年連続のマイナス。製品価格上昇に伴う買い控えや買い替えサイクルの長期化が響いた。電気洗濯機も同1.9%減の407万3000台で4年連続の減少。半面、ドラム式洗濯乾燥機は同3.9%増の99万6000台と、5年連続で過去最高を更新した。  (つづく)