2025.06.12 【電波時評】ローマ教皇とAIを巡る倫理
4月に死去したローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の後継に、初の米国出身のロバート・フランシス・プレボスト氏が選出され、第267代教皇レオ14世となった。新教皇は前教皇の思想を受け継ぐと考えられるが、枢機卿団に向けた初の公式演説ではAI(人工知能)について言及し、注目された。
新教皇はそこで「AIの発展が現代社会における重要の課題の一つであるとし、AIが人間の尊厳や正義、労働者の権利への新たな脅威になっている」と述べてい... (つづく)