2026.03.03 島津製作所、超高速液体クロマトグラフのフラッグシップ発売 高度な分析ニーズに対応
島津製作所の超高速液体クロマトグラフ「Nexera X4」
島津製作所は3日、超高速液体クロマトグラフ(UHPLC)「Nexera (ネクセラ)X4」の販売を国内外で開始した。多様化・複雑化する医薬・食品・環境分野の分析ニーズに対応するため、従来のNexeraシリーズで培った技術をさらに進化させ、「シリーズのフラッグシップ的存在」(同社)へと発展させた。
同社はこれまでに、Nexeraシリーズとして、2019年に「X3」と「XS」を発表、今回6年ぶりに「X4」を追加投入した。
X4の主な特徴は、ピークの拡散を低減し、高い分離性能を実現した点。システムの耐圧は、X3の最大130MPa(メガパスカル)と同じだが、独自の送液制御技術により、分析速度を一般的なHPLC(高速液体クロマトグラフ)と比べて最大92%短縮。検体処理量を最大14倍に大幅に増やすことも可能にした。
さらに、小内径カラムの使用時も安定した分析が可能で、使用する溶媒の消費量や廃液量を大幅に削減することで、コストと環境負荷を軽減につながる。X4について同社は、X3やXSの後継となるフラッグシップで、高速性、分離性能、自動化など全ての点で上回ると説明している。
希望販売価格は、システム構成により1570万円(税込み)から。発売後1年間で、国内外で700台を販売することを目指す。買い替えや増設の需要を狙うという。









