2025.06.18 【洗濯機特集】パナソニック ドラム式の商品戦略強化 省スペース化や洗剤メーカーとコラボなど
ドラム洗ユーザー層の裾野拡大に貢献するSDシリーズ
パナソニックは、ドラム式洗濯乾燥機NA-LX129DL/Rなど昨年10月から新製品を発売。また今年1月からは、新ラインとして、60センチメートル幅の省スペースで設置可能な、ドラム式洗濯乾燥機SDシリーズ(NA-SD10UAL)も投入、ドラム式の商品戦略を強化し市場に臨む。
SDシリーズは、ライフスタイルに合わせて選べるUタイプ、Hタイプの2タイプをそろえ、価格面や集合住宅における設置スペースの問題など、今までドラム式購入をためらっていた新たなユーザー層を開拓した。
LXシリーズは、多くのユーザーが手間と感じる予洗いの手間をなくすため、花王と共同で開発した専用剤「極ラク汚れはがし」を使った「汚れはがしコース」を新搭載。
洗剤メーカーとの共同開発による初の洗濯コースで、頑固な皮脂汚れもしっかり落とせる衣類ケアの新しいスタンダードとして評価を高めている。
また、同社ヒートポンプ搭載ドラム式洗濯乾燥機における高い省エネ性能や、洗濯~乾燥までにかかる時間が短い点なども好評だ。
「トリプル自動投入」など洗濯に関わる手間を省力化できる機能への評価も高く、新開発の専用の洗浄強化剤の極ラク汚れはがしを使うことで、強化剤を最適なパフォーマンスで働かせるための独自制御により、高い洗浄力を実現する。
さらにシワとり、消臭に加え、新たに香り付けもできる「衣類ケア(スチーム)」コースや、「スマホで洗濯」の進化など、より使い勝手が高まっているほか、振動の少ない本体構造への評価も高まっている。
SDシリーズは、本体サイズを幅約60×奥行き約65×高さ約96センチメートルに抑え、都心部の集合住宅のような限られた洗濯機スペースにも置け、ドラム洗が欲しかったユーザーの需要を捉えている。
内部構造を見直し、コンパクトな本体サイズにもかかわらず、まとめ洗い・乾燥(ヒーター乾燥)が可能な洗濯容量10キログラム・乾燥容量5キログラムを実現。
スマートに家事をこなしたいユーザーへはUタイプ、汚れや衣類によって洗い方をこだわりたいユーザーにはHタイプと、ライフスタイルに合わせ選べる。