2025.06.20 【冷蔵庫特集】パナソニック コンパクトBIGシリーズを投入 冷凍室など大容量化

コンパクトBIGシリーズHYタイプ

 パナソニックは、冷凍冷蔵庫の新シリーズとして、省スペース設置と大容量化を実現したコンパクトBIGシリーズ3タイプを2025年度から投入し、提案を強めている。「冷凍室が真ん中」モデルとしては8年ぶりのフルモデルチェンジを行った。

 ハイグレードモデルHYタイプは、断熱壁の薄型化や冷却関連部品の小型化、風路構造の最適化などによる新たな薄壁構造を採用。定格内容積551リットルのNR-F55HY2は、従来品(24年モデルNR-F53HX1)と同じ設置寸法で26リットルの大容量化を図った。中でも冷凍室は14リットル(食品収納スペース目安9リットル)アップを実現した。

 定格内容積501リットルのNR-F50HY2、同450リットルのNR-F45HY2は、奥行きを650ミリメートルの薄型にすることで省スペースでの設置が可能となった。

 また、冷凍室や野菜室の引き出しが100%全開できる「奥まで見えるフルオープン」は、従来品(F53HX1)より引き出し代を約50ミリメートル伸ばし、拡大した冷凍ケースの奥までしっかり目と手が届く設計にしている。

 冷凍室下段だけでなく上段にも食品を縦置きにすることができる上段深型ケースも新たに採用した。

 省エネ性にも配慮している。庫内の食品が少ない時やドアの開け閉めが少ない時は、冷蔵庫が自動で省エネ運転を行う(AIエコナビ)。

 パナソニックの冷蔵庫アプリ「Live Pantry」を使用すれば、スマートフォンの位置情報と連携し、ドア開閉がない外出時は節電モードに移行する。

 コンパクトBIGシリーズには省スペース&大容量フレンチドア(両開き)のEYタイプ(490リットル/542リットル)、省スペース&大容量片開きのRYタイプ(410リットル/450リットル)もそろえている。

 「野菜室が真ん中」モデルのCVタイプに搭載していて好評の冷蔵庫AI(人工知能)カメラも単品で発売。冷蔵室、野菜室、冷凍室を開けるたびに自動で庫内を撮影する。

 野菜室の画像からAIが自動認識(野菜の形状が把握できる場合)し、食材管理をサポートする。