2025.09.29 【ケーブルフェスタ2025特集】ミハル通信 「ELL Lite」訴求 高画質映像をリアルタイムで圧縮・伝送、感動体験を提供
極超低遅延2K/4K HEVCリアルタイムコーデック「ELL Lite」
ミハル通信は、「つながるとこんなに広がる!CATVの新たな可能性」をテーマに、ケーブルテレビ局の相互バックアップが可能なIP伝送システムと極超低遅延2K/4K HEVCリアルタイムコーデック「ELL Lite」を訴求する。
IP伝送システムは、複数のCATV局のセンター、またはサブセンター間とIP伝送相互バックアップを構築できるシステム。降雨減衰などの障害発生時に信号が伝送できない場合、相互バックアップしている別のヘッドエンドでRF信号を受信することで視聴を継続できる。
また、ネットワーク経由で遠隔地や離島への信号伝送にも対応可能だ。会場ではサブラックに実装したユニットを展示する。
ELL Liteは、2K/4K映像・多チャンネルPCM音声に対応可能なHEVCリアルタイムコーデック。高画質映像をリアルタイムで圧縮・伝送し、ライブコンサートやスポーツイベント、放送現場で視聴者に臨場感あふれる体験を提供する。
ケーブルテレビでは、自主放送素材伝送などにも活用できる。ELL Liteを活用して、各ケーブルテレビ局に伝送し、自主放送用素材として利用できる。さらに、複数のケーブルテレビ事業者がネットワークでつながることができ、新しいサービスやソリューションの創出をサポートする。
DanteやMADIなどの音声専用インターフェースを搭載し、最大64chの非圧縮伝送(ビットパーフェクト)が行える。映像伝送ではHDMIやSDIなどのインターフェースを備え、極超低遅延での伝送を実現する。
今回は、新たに中継システムとしての活用提案も行う。双方向機能により、編集後映像の折り返しが可能となり、編集作業を効率化する。既存インカムシステムと組み合わせれば、中継先とスタジオ間でのインカム音声のやりとりもリアルタイムで可能となり、中継車を使わずに低コストで中継を行える。
同日に開催されるケーブルセミナー(梅の間、午前11時~11時30分)でも、ケーブルテレビ局向けの最新ソリューションとして、IP伝送システムとELL Liteなどを紹介する。