2025.12.08 理研計器、ガス検知部の新モデル発売 1台で2種類の毒性ガスを同時検知
GD-81D Mセンサユニット仕様
理研計器は3日、半導体工場向け定置型ガス検知部「GD-81D Series」の受注を開始した。同社のスマートタイプガス検知部「GD-70D Series」のアップグレードモデル。従来の信頼性を継承しながら、新たに毒性ガスの2成分同時検知を実現している。価格は39万9300円(税込み)から。出荷予定は26年4月で、販売目標台数を12万台としている。
新たに「Fセンサユニット」と「Mセンサユニット」をラインアップ。マルチセンサーによって、1台で2種類の毒性ガスを同時に検知できる。設置スペースや配管・配線施工コストを削減できる。従来機と同一サイズ設計で既存センサーも使用可能となっている。従来機から内部構造を見直し、2個のダイヤフラムで振動をキャンセルし、振動音を低減した。また、内部構造の最適化により長寿命化にも成功した。
Ethernet通信対応モデルでは、パソコンから検知部の状態確認や警報テストを行うことができ、現場に行かずに稼働状況の把握ができる。広大な半導体工場での管理運用効率を大幅に高める。









