2026.03.10 電機業界の倒産、2月は15件 負債総額10億円未満は9カ月ぶり

 2月の電機業界の倒産は、前年同月比15.3%増の15件となり、3カ月連続で前年を上回った。負債総額は9億2000万円と前年から54.2%減少。負債総額が10億円を下回ったのは昨年5月以来、9カ月ぶりとなった。東京商工リサーチがまとめた。

 負債額別では、1億円未満が14件を占めた。5億円以上は4カ月ぶりに発生がなく、小規模倒産が中心。原因は「販売不振」が10件と最多だった。

内製化で受注急減

 産業機械向けの電子機器設計・製造を行う日光テクニカ(兵庫県姫路市)は特別清算。1984年9月に創業し、ピーク時には年間約13億円の売上高を計上していたが、主力受注先が製品の一部を内製化したことで受注が急減。2022年8月期の売上高は約5億6500万円にまで減少した。

 下請け受注で利幅が限られていたことに加え、業容の縮小で赤字計上が頻発し、債務超過に転落。25年3月31日までに事業活動を停止していた。本社不動産の売却など債務整理を進め、同年7月31日、株主総会の決議により解散していた。

 業務用美容機器などを販売するフアツシヨンサービスゆう(北九州市戸畑区)は任意整理した。1979年4月に創業し、営業所を構える山口県下松市と本社地区の美容院を対象に事業を展開。ピーク時には4億円を超える売上高を計上していた。

 競争環境の激化や代表者の高齢化に伴い営業力も低下。25年8月期の売上高は約2億1000万円に落ち込んだ。26年1月に資金ショートを起こし、事業を停止していた。