2026.03.14 東芝デジタルソリューションズ、スペクティと戦略提携 企業・社会インフラの危機対応支援を強化
提携を交わした東芝デジタルソリューションズの月野浩取締役常務(右から2人目)と、スペクティの村上建治郎代表取締役(左から2人目)ら
東芝デジタルソリューションズは、人工知能(AI)を活用した危機管理ソリューションを手がけるSpectee(スペクティ、東京都千代田区)と、同社への出資を含む戦略提携契約を締結した。両社は協業を強化し、企業の事業継続計画(BCP)やサプライチェーン(供給網)マネジメントの高度化を支援するとともに、社会インフラ全体のレジリエンス(耐性)向上も後押しする。
近年、自然災害の深刻化や地政学リスクの高まりにより、事後対応だけでなく、予兆把握や事前対策を含めてレジリエンスを強化する取り組みの重要性が増している。特に、サプライチェーンの分断リスクや気象リスクへの対応は、製造業をはじめとする多くの業界で経営課題となっている。
そこで東芝デジタルソリューションズは、2023年から「サプライチェーン・レジリエンス」と「気象データサービス」という二つの領域で、スペクティと連携してきた。今回の戦略提携により両社は、協業体制を一段と強化し、サプライチェーンと気象データの両領域で事業拡大を目指す。
具体的には、災害・危機管理データとサプライチェーン情報を連携させる取り組みで協業。サプライチェーン全体のレジリエンス強化に向けて東芝デジタルソリューションズが提供する「SRMソリューション」のコミュニケーション基盤に、スペクティが持つSNS(交流サイト)情報や気象データ、衛星画像などを組み合わせ、災害発生時の影響の把握や迅速な意思決定を支援する。
さらにサプライチェーン領域では、供給継続の判断や代替策の検討を支援するソリューションの強化に向けて検討。また、気象データを活用した防災・危機管理ソリューションの高度化や海外展開でも連携する方針だ。







