2026.03.26 ニチコン、125℃対応チップ形アルミ電解コンデンサー投入 高容量・低ESRで車載・通信機器の高密度化に対応
ニチコンは、車載関連機器や通信機器用途に適した高温長寿命対応のチップ形アルミニウム電解コンデンサー「UYSシリーズ」を開発し、市場投入したと発表した。高容量化と高許容リプル電流化を実現し、機器の高出力密度化に貢献する。
車載関連機器や通信基地局用途では、基板の高密度化や高出力化の進展に伴い、電子部品に求められる耐熱保証温度が上昇している。従来は105℃保証品が主流だった用途でも、近年は125℃保証品の採用が増えている。また通信基地局では設置環境が多様で、電圧変動の大きい地域での運用も想定されるため、大容量かつ低ESRのアルミニウム電解コンデンサーへの需要が高まっている。
こうした市場ニーズに対応し、105℃5000時間保証の現行「UYAシリーズ」をベースに、高容量化と高許容リプル電流化を図った「UYSシリーズ」を開発した。
新シリーズは、同社が培ってきた技術を基に電解紙を最適化し、高容量化と低ESR化を実現した。同電圧・同サイズの「UYAシリーズ」と比較し、静電容量は最大33%、定格リプル電流は最大76.3%向上した。これにより、63V~100V帯のコンデンサーを使用する用途で、機器の高出力密度化に寄与する。
カテゴリ温度範囲は-40~125℃。製品寸法は⌀12.5×13.5L~⌀18×21.5Lの5サイズを用意する。耐久性は125℃で5000時間保証(定格電圧印加)。端子形状はチップ形。2月からサンプル出荷を開始し、量産も始めている。生産はニチコン大野工場が担う。









