2026.03.28 日新電機、インドで計器用変圧器活用のマイクロ変電所を実証 有用性確認
日新電機は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助事業「配電網未整備地域における環境負荷の小さい電力供給を実現するためのマイクロ変電所の実証研究(インド)」を完了し、ニューデリーで成果報告会を開いた。変電所に電源用計器用変圧器を設置したマイクロ変電所を導入し、周辺地域に電力を供給して需要家への電力供給信頼度やシステムの有効性について検証。安定稼働とシステムの有用性を確認した。
実証運転期間は、2025年6月から3月まで。マイクロ変電所は特別高圧送電線から直接低圧の電力に変換する電源用計器用変圧器を活用し、小規模集落(100kVA以下)へ安定した電力供給することができるシステム。従来型変電所やディーゼル発電による電力供給手段と比較し、設備・運用コストを抑えることができる。
日本とは異なる利用条件下で、規定電圧範囲から逸脱することなく、安定した電圧で電力を継続的に供給できることを確認した。また、電力系統の瞬時電圧低下・停電発生時の復旧後には、速やかに平常運転を再開することも確かめた。これにより、高温多湿で多様な環境条件下でも安定した電力供給を実現する。
また、マイクロ変電所が接続された電力系統下では、電圧安定化装置を設置することなく電源用計器用変圧器製作時の二次電圧(巻数比)の調整のみで、電圧規定範囲の運用を実現できることを確かめた。これにより、設備コストの削減、システム効率の向上を図ることができるという。
今回の実証研究成果を踏まえ、設置・運用コストや設置場所(地域・スペース)などの課題を抱える未電化地域への事業化につなげる。







