2026.03.30 【関西産業特集】きんでん 自律照度測定ロボットで現場の省人化支援
自律走行する照度測定ロボット「キロクロ」
きんでんは、中期経営計画「Sustainable Growth 2026 ~人、心、そして未来へ~」でデジタル化の推進を掲げている。デジタルトランスフォーメーション(DX)実現も見据えたデジタル化を推進、労働環境改善の実現に向けたシステムの開発を進めている。この状況下、自律走行する照度測定ロボット「キロクロ」を開発した。
従来、照度測定作業は照度計で測定を行う測定者と、測定位置と測定値を紙図面に記録する記録者の2人1組で作業を行うことが一般的。開発したロボットは屋内の照度測定作業を自律移動で行い、簡便に帳票が作成できる。小型・軽量で重さは約11.5㎏。作業者1人で持ち運び可能。パソコン(PC)などで図面縮尺、スタート位置、照度測定点を設定するだけの簡単操作で省力化に貢献する。
ロボットは照度計受光部の取り付け位置を変えることで机上面照度測定と床面照度測定を1台で完了。ロボットにはLiDAR(測域センサー)を搭載し、センサーが検知した現場内の構造物を目印に自律走行するため、事前学習などの準備が不要。計測範囲は150mで長時間の安定した自律走行を実現した。
測定前の準備として、ロボットが読み込むための図面ファイルと照度測定点などを記した走行設定ファイルを作成。現場ではロボットをPCなどで操作。測定前に作成した図面と走行設定をロボットに保存。走行に使用する図面・走行設定を指定するだけでロボットは自律走行を開始。測定点に到達したロボットは、照度値を記録し、次の照度測定点に向けて移動を再開。この処理を繰り返す。
ロボットが記録した測定結果はスパイダープラスが運営する建設DXサービス「SPIDERPLUS」の照度測定機能にインポートすることで自動的に帳票を作成し、省力化に貢献する。
キロクロは第36回電気設備学会賞技術部門で最優秀開発賞を受賞した。









