2026.04.01 富士通、りそななどと協業 金融実務のAI活用を高度化
富士通は、りそなホールディングス(HD)、ブレインパッドとデータやAI(人工知能)を活用した金融実務の変革と次世代データ活用に関する協業の基本合意書を締結した。金融機関の業務高度化と地域経済の持続的成長の実現を目指す。
企業を取り巻く環境は、商流の変化や災害、サプライチェーン(供給網)の分断などで不確実性が増す中、金融機関には企業支援や審査、モニタリングの高度化が求められている。今回の協業では、データとAIの活用を通じて、こうした課題への対応力を強化する。
具体的には、AIエージェントを活用し、営業担当者の顧客理解や提案力の向上を支援する。データ収集や分析、示唆提示を自律的に行う仕組みを構築し、意思決定の高度化につなげる。複数のAIエージェントが連携し、業務の変化に応じて判断・行動する仕組みの実証も進める。
りそなグループの実業務を検証フィールドとし、企業評価や営業支援などの金融実務に適用するユースケースを創出する。得られた知見は地域金融機関へ展開し、業務フローに適した運用や新たなビジネスモデルの検討も進める。
さらに、金融データに加え、商流や供給網などの外部データを組み合わせることで、新たな価値創出を図る。企業間取引の把握や新たな金融サービスの創出につなげ、地域経済の活性化に寄与する考えだ。
富士通は、自社のAI基盤や大規模言語モデルなどの技術を提供し、データ統合とアーキテクチャーの設計を担う。各社の強みを組み合わせ、金融分野にとどまらず、地域や異業種への展開を視野に入れた次世代のデータ活用モデルの確立を目指す。










