2026.05.11 NSW、26年3月期は増収減益 売上高は過去最高を更新

 NSWが11日発表した2026年3月期(25年4月~26年3月)連結決算は、売上高が前期比4.8%増の524億3100万円となり、過去最高を更新した。営業利益は賃上げに伴う人件費増や渋谷地区の再編、広告宣伝費の増加などで同13.5%減の52億9000万円だった。期初計画は上回った。

 エンタープライズソリューションは、金融・公共ソリューションが全体をけん引し、売上高は同4.9%増の163億4900万円だった。営業利益は物流分野の不採算案件などの影響で同25.6%減の16億9800万円だった。金融・保険業向けは生損保領域が大幅に拡大し、官公庁・団体向けもシステム開発が増加した。

 サービスソリューションは、製造業向けのIoTやAI(人工知能)システム開発、クラウドインテグレーション、データマネジメントサービスが好調に推移し、売上高は同6.0%増の152億1800万円となった。営業利益はウェブ・EC分野の不採算案件が響き、同35.8%減の5億3300万円だった。

 エンベデッドソリューションは、SDV(ソフトウエア定義車両)需要の継続を背景にオートモーティブ分野が好調だった。インダストリー分野もモバイル分野を中心に拡大し、売上高は同1.6%増の112億5000万円だった。営業利益は通信分野の開発一巡に伴う案件減少もあり、同6.6%減の16億900万円だった。

 デバイスソリューションは、新規開拓の効果により売上高、利益ともに拡大した。売上高は同6.8%増の96億1200万円、営業利益は同13.3%増の14億4700万円だった。海外の半導体需要を取り込むため、4月にはマレーシア法人が営業を開始。海外体制の強化を進める。

 2027年3月期は、売上高が前期比3.0%増の540億円、営業利益が同2.1%増の54億円を計画する。