2026.02.16 レゾナックHD、25年12月期のコア営業利益が2割弱の増益 半導体・電子部品セグメントが業績をけん引

 レゾナック・ホールディングスの2025年12月期連結決算は、ケミカルやクラサスケミカルセグメントの低迷により減収となったが、半導体・電子材料セグメントが好調に推移し、コア営業利益は2桁の増益となった。半導体・電子材料セグメントのコア営業利益は過去最高を更新した。

 売上高は前期比3.2%減の1兆3471億2500万円、コア営業利益が同18.4%増の1091億4500万円、営業利益が同47.6%減の466億7600万円、当期純利益が同60.5%減の290億3100万円。同社は「半導体・電子材料のコア営業利益が大幅増となり、ケミカルの不振を打ち返した」としている。

 半導体・電子材料セグメント業績は、売り上げが前期比14%増の5063億円、コア営業利益が同47%増の1084億円。半導体前工程材料はNAND需要の回復が緩やかだったことなどにより減収だったが、半導体後工程材料はAI(人工知能)などの先端半導体向け販売が増加し増収となった。「後工程売り上げに占めるAI向け比率は20%まで上昇した」(同社)。デバイスソリューションは、HDメディアはデータセンター(DC)向けが堅調だったが、SiC(炭化ケイ素)エピウエハーはEV(電気自動車)の成長鈍化により横ばいだった。

 半導体・電子材料以外のセグメントは、いずれも減収減益だった。ケミカルは黒鉛電極の市況低迷によりグラファイトが減少。クラサスケミカルはナフサ価格下落や製品市況悪化の影響を受けた。

 26年12月期連結業績予想は、売り上げが前期比2.8%減の1兆3100億円、コア営業利益が同28.3%増の1400億円、営業利益は同125.0%増の1050億円、当期純利益が同165.2%増の770億円。