2026.06.29 【ものづくりワールド[東京]特集】RX Japan、ものづくり展第38回ものづくりワールド[東京] フィジカルAI展を初開催 東京ビッグサイトに2000社

昨年の「ものづくりワールド」では、東芝情報システムは光検査技術を紹介した

 RX Japanは7月1~3日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「第38回ものづくりワールド[東京]」を開く。初開催の「フィジカルAI展」を含む12専門展で構成し、国内外から約2000社、約7万人の来場を見込む。

 RX Japanが主催する「ものづくりワールド[東京]」は、設計・製造ソリューション、機械要素技術、3Dプリンター、製造業DX、自動化・省人化、AI(人工知能)ロボティクス、サイバーセキュリティー、スマートメンテナンスなど、製造業を支える幅広い分野を網羅する総合展示会だ。入場は無料で、事前の来場登録が必要だ。会場は東京ビッグサイト全館を使う。

 今回の注目は、フィジカルAIに特化した専門展示会「第1回フィジカルAI展~AI×ロボット×センサの[開発][実装]~」の初開催だ。フィジカルAIは、AIが現実空間で判断し、自律的に動作する技術領域を指す。生成AIが文章や画像、コードなどを生み出す「考えるAI」だとすれば、フィジカルAIは現実世界で動き、運び、作業するAIに当たる。

 背景には、物流、製造、建設、インフラ分野で深刻化する人手不足や、熟練技能の継承、危険作業の代替といった課題がある。人型ロボットだけでなく、ロボットアーム、ドローン、自律走行機器など幅広い領域で実装が進む。会場では、人型ロボットによる作業デモ、自律搬送ロボットの走行、AIによるリアルタイム空間認識、四足歩行ロボットなどを展示する。

 同展には、産業ロボットやヒューマノイドロボットをはじめ、AIロボティクス、通信・知能基盤、シミュレーション、センシング、駆動・制御技術などが集まる。人の手のように動くロボット技術、繊細な把持を実現するロボットフィンガー、フィジカルAI導入を支援する卓上ロボット、自律巡回やデータ収集を支えるソリューションなどを紹介する。

 「ものづくりNEXT」も初開催する。自動化・省人化、AI活用、設計・加工の工数削減をテーマに、製造現場を次の段階へ進める製品やサービスをそろえる。人手不足への対応や生産性向上、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた解決策を比較検討し、商談につなげる場とする。

 3Dプリンター関連も重点分野の一つだ。活用領域は試作から量産へ広がっており、金属・樹脂の3Dプリンターや受託造形サービスが出展する。自動車メーカーの純正オプション部品に3Dプリント製品が国内で初めて採用された事例や、大型砂型積層造形装置も紹介する。

 全国の町工場や中小製造業も出展し、医療機器、ロボット、精密機器、電子部品などを支える加工技術を発信する。

 会期中は、トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、安川電機、ファナック、エヌビディア、三菱重工業などの経営層や開発責任者、製造業の実務責任者が登壇するセミナーも開く。受講は無料で、事前申し込み制とする。