2026.09.08 アンリツと台湾MediaTek 5G通信エリア拡大に向けた機能検証に成功

 アンリツは、台湾の半導体大手MediaTekと共同で、国際標準規格「3GPP Release 17」で導入された高速通信規格5Gの通信エリア拡張機能「NR Coverage Enhancements」の試験項目の検証に成功した。

 3GPP Release 17は、5Gの高度化を進める国際標準規格。MediaTekの5G通信チップ「M60」を搭載した端末と、アンリツの5G端末試験システム「ME7834NR」を使用し、3GPPに準拠した適合性試験を実施した。

 5Gサービスの普及に伴い、多様なデバイスや利用環境で安定した接続性を確保する取り組みが求められている。特に、屋内など通信品質の確保が難しい環境でも安定した通信を維持することが、重要な課題となっている。

 こうした課題への対応策として、3GPP Release 17で導入された通信エリア拡張機能は、接続時の信号を繰り返し送信する機能「Msg3 Repetition」などにより、通信条件の厳しい環境での接続性を向上させる。

 これにより、基地局から遠い場所や屋内など電波が届きにくい環境でも安定した通信を実現し、5Gサービスの利用可能エリア拡大と通信品質向上に貢献する。さらに、送信電力の増強や追加のネットワーク設備を必要とせずに通信エリアを拡大できる点も特長だ。