2020.11.25 パイオニア「DRESSING」が進化USB接続でノイズ低減、PCオーディオ高音質化

USBサウンドクオリティアップグレーダー「APS-DR300」

 パイオニアは、PCオーディオの高音質化を実現するUSBサウンドクオリティアップグレーダー「DRESSING」2機種を12月に発売する。価格はオープン、市場想定価格(税別)はフラグシップモデル「APS-DR300」が10万円前後、高コストパフォーマンスモデル「APS-DR200」が2万円前後。

 近年、CDなどの記録メディアが減少し、配信データやストリーミング音楽をPCなどのIT機器で楽しむ人が増えている。しかし、IT機器は手軽に音楽を楽しめる半面、その構造上数多くのノイズが存在し、音楽を本来の音質で楽しみにくい環境だった。

 そうした背景から同社は、USB端子に接続するだけでIT機器の電源ノイズや信号ノイズを低減し、高音質な音楽を楽しめるUSBサウンドクオリティアップグレーダーDRESSINGを展開している。

 ノイズの原因を根本から見直し、厳選したパーツで微細なノイズまでカットするAPS-DR300と、APS-DR200を投入する。

 1点1点手作業で組み上げている両モデルには、ノイズの原因となる振動を抑える高級感のあるアルミ削り出しボディーと、電圧変動を抑える独自回路を採用。同機をUSB端子に接続するだけで、電源ノイズをカットした高音質な音を楽しめる。同機の出力端子にIT機器のUSBケーブルを接続すれば、接続した機器への信号ノイズもカットする。

 APS-DR300は「APS-DR003」の後継モデル。素子を厳選するとともに独自の振動抑制方式を採用し、ノイズ除去の方法を根本から見直すとともに、高寿命かつ高品位な4種類のマイカキャパシタを採用し、独自回路を構築することで楽音情報をリアルに再現する。

 APS-DR200は「APS-DR002」の後継モデル。APS-DR300と同様に、厳選された部品を1点1点手作業で組み上げ、制振性に優れたアルミ削り出しボディーを採用。独自の振動抑制方式を採用して高解像度と歪み感の低減を実現し、奥行きのある音楽を楽しめる。