昨年1月の秋葉原電気街は、年始と春節の商機がダブルで来た。観光バスでピストン輸送された中国人観光客はじめ世界中から人が集まった▼中国の新型コロナウイルス流行情報が日を追うごとに明らかになり、「決死の覚悟で商売しています」と電気街の重鎮からメッセージをもらったこともあった▼今年は秋葉原で外国人の姿を見る機会は減ったが、街が閑散としている印象はない。中央通り両側の歩道も、うっかりすると人にぶつかりそうになるくらいには混んでいる。店内に客が一人もいない...　　(つづく)