ビックカメラグループのソフマップは、渋谷マルイ（東京都渋谷区）4階にeスポーツの専門店「ソフマップ 渋谷マルイ店」を3月19日から期間限定でオープンする。秋葉原の店舗を中心に「オタク系」といったイメージが先行しており、若者が集まる渋谷という街の特性を生かし、「ゲーミングやPCにも強いといったことをアピールしていく」（広報・IR室）狙いだ。

　期間限定でオープンする渋谷マルイ店は、eスポーツ関連商品を豊富に取りそろえ、ゲーミングゾーンとプレイゾーンの二つのエリアで提案を行う。売り場面積は約154平方メートルで、4人で運営する予定だ。

　ゲーミングゾーンでは、ゲーミング用マウスやキーボード、ヘッドセットといったeスポーツに最適な商品を提案。プレイゾーンでは、テレビゲームやPCゲーム、ゲーミングチェアを試せるスペースとして用意している。eスポーツグッズも取り扱い、ゲームをしない人のほか、eスポーツ選手やチームのファンでも楽しめる店舗を目指している。

　ソフマップは、秋葉原のAKIBA①号店でアイドルのイベント会場を運営するなど、「若い人にとってソフマップは、アイドル系やオタク系といったイメージが抜けきっていない」（広報・IR室）とする。これまでも、アイドル系の文化を大切にしつつ、そうしたイメージの変革にも取り組んできたが、渋谷への出店により、秋葉原とは異なる若年層への浸透を目指していく。