2021.12.10 関西の主要電子デバイスメーカー旺盛な需要に増産対応懸命 幅広い分野で受注高水準続く

28年度までに建設予定の有機パッケージ生産などの新工場用地を近隣に取得した京セラ鹿児島川内工場

 電子デバイスは旺盛な需要が続く。関西の主要メーカーも車載、産機をはじめ、インフラ系情報通信、環境・エネルギー機器、医療機器向けなど幅広い分野で受注は高水準だ。「有機パッケージは大手顧客と通常1年契約をするが、通信系海外大手顧客とは最近2、3年先の契約をするケースが出ている」(京セラの小澤雅明執行役員半導体部品有機材料事業本部長)、「上期受注は全分野で旺盛だった。下期も非常に旺盛な受注状況が続いている。車載向けでは1年以上のバックオーダーを持つもの...  (つづく)