2022.01.27 【ルームエアコン特集】家電流通市場除菌や換気機能など人気

各社のエアコンが見比べやすい売り場

 家電流通市場では、新型コロナウイルスの感染が拡大した当初、リビングの滞在時間が増加したり、在宅勤務で普段使わない部屋を使うようになったりしたことで、エアコンの売り上げが伸びた。

 人気機種もリビング用の最高級機と、書斎などこれまでエアコンの設置がなかった部屋に追加する普及機に二極化した。

 長引くコロナ禍で、第6波への警戒感が強まる現在は、除菌や換気など空気質を向上させる機能がある製品がますます人気だという。

 ヨドバシカメラマルチメディア吉祥寺(東京都武蔵野市)では、各社の商品を一角に配置することで、機能を見比べやすい店づくりを行っている。

 家電コンシェルジェチームのマーケット・イノベーターである渡部稔マネージャは「パナソニックが発売した換気もでき、 新『ナノイーX』も搭載したエアコン『エオリア』シリーズに注目するお客さまが多い」と話す。

 空気の状態をよくするため、エアコンの内部環境を気に掛け、手入れの手軽さを重視するお客が増えているという。

 富士通ゼネラルの「ノクリア」シリーズは、基本性能の充実に加え、フィルターにウイルス抑制作用があるコーティングを施しており、「リビングや寝室など設置する部屋を問わず、お客さまの人気を集める」と渡部マネージャ。

 販売店は、ニーズに応える各社の商品を適切にお客に案内することで、エアコン販売を盛り上げている。