2019.12.12 【新技術】東大など全固体リチウム電池と同じ構造のメモリー素子を開発 超低消費エネルギーと多値記録を実現

(図1)本研究で作製した電圧記録型メモリー素子の概略図(a)と写真(b)

【概要】 

 東京工業大学物質理工学院応用化学系の一杉太郎教授、清水亮太助教、渡邊佑紀大学院生(修士課程2年)らは、東京大学大学院工学系研究科 マテリアル工学専攻の渡邉聡教授らと共同で、全固体リチウム電池と類似した薄膜積層構造を持ち、超低消費エネルギーと多値記録を特徴とするメモリー素子の開発に成功した。

 コンピュータの利用拡大とともにエネルギー消費量は増大し続けており、半導体素子の消費エネル...  (つづく)