2022.03.16 【スマートエネルギー総合特集】トリナ・ソーラー・ジャパン太陽光モジュール、屋根上設置の2製品出展
出展される製品
景観配慮のデザイン人気
トリナ・ソーラー・ジャパン(東京都港区)は、国内でのニーズの高まりを見据えて、屋根上太陽光モジュール向けの「Vertex(バーテックス)」シリーズの2製品を出展する。ラインアップを強化することで、シェアの拡大を目指す「一押し」(同社)の製品だ。
国内業界では、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)による野立ての発電所から、住宅などの屋根上を活用する自家消費型へと注目が移りつつある。この動向に対応したのが、2製品だ。
小型で最大出力400Wの「バーテックスS」は、欧米やオーストラリア市場で住宅や商業施設の屋根上設置向けに販売が急増している製品。「目立たないデザインが好まれる」(同社)傾向があり、景観に配慮した外観デザインが人気だという。
国内では太陽光発電施設を巡って全国の自治体が条例などで景観に配慮を求める動きが出てきている。こうした動向を受け、ニーズが高まるとして、フレームやバックシートを含め全体を黒色で統一し、シックなデザインにまとめた。2021年夏に国内でも市場投入している。
大きさは、縦1754×横1096×幅30ミリメートルで、重さは21キログラム。カーポートなどにも設置が可能。豪雪地や台風にも耐えられる強度を備え、市販のパワーコンディショナーや架台などにも適合できる。
また、商用施設など産業用屋根向けのバーテックスシリーズは、最大出力が510W。3月に発売される新製品だ。
屋根と一体化できるよう黒フレームを採用しているほか、通常は12年程度の保証期間について15年を標準とし手厚くした。
大きさは、縦2187×横1102×幅35ミリメートルで、重さ26.5キログラム。「台風などにも耐えられる屋根置きとしてはベストの大きさ」(同社)だという。